末吉、参拝者の思いを話す
カテゴリー: 護國日誌
2012年6月26日 火曜日

愛媛縣護國神社裏千家流茶道教室

   ↑   ↑   ↑

(詳しくはコチラをクリック)

第九回稽古日 7月7日 13時~17時(森光宗芳先生)

第十回稽古日 7月8日 10時~15時(江戸宗禮先生)

~~~○~~~○~~~○~~~○~~~○~~~○~~~ 

 

こんにちは、

人生楽笑(じんせいらくしょう)末吉(すえきち)です(⌒▽⌒)

 

昨日のお話。

『今日もお参りに来たよ。』

老人は笑顔で社務所に来られました。

『いつもご参拝ありがとうございます。ご一緒させて頂きます。』

 

一緒に拝礼をし、お話をお聞きしました。

 

実は、初めて御参拝されたとき、

末吉は怒られました。

『どうして今の若者は参拝してくれないんだ!』と。

突然のことでびっくりし、唖然とするしかありませんでした。

もしかして、ちょっとおかしな人かなとさえ思ったほどですw

『落ち着いて下さい。まずはどうしてそうおっしゃるのかお話をお伺いしたいのですが』

と申し出ると、しばらくしてポツリポツリと話をして下さいました。

 

『突然悪かったのぅ。

でも、悔しくて・・・歯がゆくて・・・やりきれんのよ。

いきなり怒鳴って悪かった。

ワシはある航空隊に所属していたんじゃけどね・・・戦友は次々と出撃し戦死していったんよ。

もちろん、私も身辺整理をし、お国にこの命を捧げる覚悟でおった。

当時所属していた隊の周辺はな、敵の空襲で多くの犠牲者が出て、あたり一面は友軍の・・・・・・友軍の戦死者でいっぱいじゃったわい・・・。

手が千切れ・・・足がもげ・・・血が飛び散り・・・とにかく凄惨この上ない状況よ。

厳しい訓練を受けて、技術を身につけ、一機でも多く撃墜してやろうと誓った戦友が、目の前で変わり果てた姿になっとるんよ。

考えてみぃ?

ワシもそうなるはずじゃった・・・でも、私の番が来る前に終戦になってなぁ。

戦友とはな、潔く靖國の桜となって散ろう・・・そう言ってたんじゃ・・・

そして、きっと後に続く者たちがワシらの意を継いでくれると・・・

そう信じとった。

しかし、戦後60年以上経ってどうじゃね?

慰霊どころか、ワシらが悪いことをしたように扱われ、戦友たちの想いがないがしろになっとる。

なぁ、なんでワシらの戦友のためにお参りがないんじゃ?

なぜ若者はワシらのことを理解し、戦友のために涙を流してくれんのじゃ?』

 

それから約2時間余り、

末吉たちのご奉仕、関係者、関連諸団体の皆様方のご尽力のこと、

心を同じくするものの英霊への想いなど、

とにかくいろいろなことを話しました。

 

『少し安心したよ。

でも、まだまだじゃ。

末吉さん、もっと多くの人にワシらの想いを伝えてくれんじゃろか?』

『できる限りのことは致します』

『じゃあ、約束ぞ。お参りに来るときに確認にくるけぇ。』

それ以来、ご参拝の折には、

冒頭のようにお声をかけて下さってます。 

 

切なるおもいをまた一つお聞きし、

今更ながらその責任の重さを痛感しました。

 

いつか、いつの日か、きっと

愛媛県民が、

日本国民が、

心を一つにし、

英霊に慰霊顕彰を捧げる日がくることをおもいながら、

本日もご奉仕しております。

 

 

~本日の予定~

①万灯みたままつり準備

  

~明日の予定~

①万灯みたままつり準備

      

~明後日の予定~

①愛知縣護國神社正式参拝 午前10時30分~

コメントをどうぞ

« »